在宅業務情報トピックス

2015.12.23

ゆう薬局 在宅研修会 高齢者に必要なフィジカルアセスメントとは ~明日から行えるフィジカルアセスメント講習~

【日時】平成27年12月12日(土) 18:00~20:00
【場所】京都リサーチパーク ルーム1
【対象者】社内薬剤師

今回の在宅研修では神戸学院大学の白川教授をお招きして、「高齢者に必要なフィジカルアセスメント」について講演していただきました。
高齢者の視覚、聴覚、触覚を実際に体験してみようということで、ナイロン袋や脱脂綿を用いて、白内障の方の視覚や聴覚の体験をしました。
黒地に白文字のほうが見やすいこと、高音から聞き取りにくくなるため「サ行」「ハ行」が聞き取りにくいこと、大きい声を出せばよいわけではなく、低い声ではっきりと短く区切りながら話す必要があることを学びました。実際の音声を聞くことで、自分自身が高齢者になった場合にどのようにしてほしいかということを考えさせられました。

次に、手の力がない方でも点眼ができる方法を、割り橋とゴムを使って皆で考えました。実際に在宅の現場では薬をうまく使用できない方に対して様々な小道具を用いていますが、身近なものを使用するこの体験を通じて「よりよい医療を行うために、出来ていないことは工夫して、どうすれば改善できるかを考える姿勢を持たなければならない」という大切な心構えを学びました。

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聴診器、血圧、脈拍、呼吸数などバイタルの測定についても体験をしました。
測定だけではなく、バイタルサインのどのようなところに注意をしてアセスメントするかについても、よく理解できました。

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講演内容はすぐに現場で使える内容でしたので、いつのまにか講義に引き込まれてしまい、あっという間の2時間でした。

今回の研修のおかげで、今後自信を持って対応できそうです。
明日から実践していこうと思います。

前回の在宅研修の内容は下記のリンクからご覧ください。
http://www.uno-upd.co.jp/news/training_report/5510/

原稿作成者:にしがもゆう薬局/在宅担当 辻将彦