お知らせ

2011.09.27

第6回 つつきの郷 感染症対策勉強会

褥瘡について

第一回14:00〜、第二回17:00〜、第三回18:30〜

つつきの郷 会議室

 

【目的】
入居者やサービス利用者に褥瘡の方が多く、患者の状態とケアがリンクしていないため、状態に応じた処置が出来るようドレッシング剤ならびに薬剤の使用に関する勉強会を行う。

施設で6回目の勉強会になります。
テーマは『褥瘡』です。
褥瘡予防を徹底しておら れるので、ほとんど悪化する入所者の方はいませんが、デイサービスで状態の悪い方や、まれに褥瘡になってしまう方がいるので勉強会を行いました。また、今 回は大学から薬学実習生も参加し、一緒に勉強しました。現場での声を聞ける良い機会になりました。

今回は専門知識をお持ちの製薬メーカーさんと絆創膏メーカーさんに来ていただきました。
製薬メーカーさんには、褥瘡の状態にあった薬の説明をしてもらいました。細菌に感染している場合に使用する薬剤、浸出液の量に応じた基材の選択などを教えて下さいました。

絆創膏メーカーさんからは、基本的なスキンケアと貼付剤の特長を教えてもらいました。皮膚が薄く なってきている高齢の方へ洗浄方法、貼り方、剥がし方などです。絆創膏は、私達の知らない間に、かなり進化していて接着剤を用いずに貼るものや、浸出液を 吸着しすぎないものなど、状態にあった貼付剤があることが分かりました。

スタッフの方は、普段から褥瘡の方と接しておられるので、顔や状態を想像しながら聞かれていました。施設で働く皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

原稿・撮影:北村誠爾(たなべゆう薬局)