お知らせ

2011.09.03

京都府薬剤師会 北支部研修会

薬剤師による薬剤師のための糖尿病教室

18:00〜20:00

北文化会館

 

京都府薬剤師会北支部の勉強会が平成23年9月3日に行われました。
北区は、病院薬剤師会と一緒になってからは、年に8回程度勉強会を開催しています。
今 回は、“薬剤師による薬剤師のための糖尿病教室”をテーマに、病院で糖尿病栄養指導士として活躍されている3名の薬剤師と、調剤薬局に勤務する2名の薬剤 師が、異なるテーマで発表したあと、薬剤師のスキルミクスと題してのシンポジウム、現場で悩んでいることなど、本音で、活発な意見交換が出来ました。

 ゆう薬局からは、にしがもゆう薬局の堀川利治が『調剤薬局における糖尿病指導(ハイリスク薬指導加算を算定するために)』をテーマとし発表を行いました。
血 糖降下薬やインスリンを使用されている患者様には注意していただくべきことが多々ありますが、副作用発現時と飲み忘れ時の対応に加えて、風邪を引いた等で 食事が取れない(シックデイ)時の対応について重点的に取り上げました。(スライド参照) 糖尿病のお薬は日々の食事に組み込んで服用するものが多い為、 その点を理解していただく機会になったかと思います。

発表スライド1

血糖降下薬が属するハイリスク薬の指導加算を算定するにあたり、具体的にどういった指導を行ったかを記録に残さなければいけません。今回は具体的に症例をあげ、薬剤師と患者様のやりとりについてどういった点に注目しているかを発表しました。

発表スライド2

入院中は、食事も服薬も管理のもとなので、症状の改善、効果はあって当たり前です。自宅に戻られてから もそれが維持できるように、病院薬剤師から調剤薬局の薬剤師にどうバトンタッチしていくか、患者さんに近い薬剤師が、病院が開催されている糖尿病教室を勧 めるなど、今後調剤薬局の薬剤師の活躍が期待できる分野ですので、レベルの向上が大切になって来ると思いました。

 

 

写真・原稿:中山 京子(にしがもゆう薬局)