2016.12.05
ゆう薬局では毎年、薬学生の薬局実習の受け入れを行っています。
ゆう薬局では毎年30~50名の学生の受け入れを行っております。
今回はH28年Ⅱ期(9月5日~11月18日)に受け入れた学生へのゆう薬局としての活動を報告致します。
H28年Ⅱ期には学生を12名、京都市、亀岡市、南丹市の11の店舗で受け入れを行いました。
ゆう薬局に来てもらう学生には、みんなに平等に全てのSBOs*をクリアしてもらいたいと考え、今期も店舗実習のみでなく、定期的に学生を市内に集めて集合研修を実施しました。
集合研修では、各店での症例紹介やOTCマーケティング、症候学など、様々なテーマで講義やグループワークを行いました。
定期的な集合研修を通した他学生とのコミュニケーションにより、他店舗の薬局の特徴や各店で学んだことを共有することができ、1店舗での実習のみでは得られなかった幅広い知識や経験を共有し、得てもらえたのではないかと思います。
また、11月16日に実施した最終の集合研修では、学生に課題発表をしてもらいました。
学生に与えたテーマは2つ、「認知症」と「かかりつけ薬剤師」。
認知症のグループは、実際の症例、認知症患者との関わり方、対応方法について発表してくれました。また、かかりつけ薬剤師のグループでは、かかりつけ薬剤師の定義からメリット・デメリット、調剤報酬の話まで幅広く発表してくれました。
集合研修の最後に、11週間の実習を振り返ってもらいました。各自がいろんなことを学び、成長した姿が見られました。
学生期間の内たったの11週間の中での関わりになりますが、それぞれの学生がよりよい実習期間を過ごし、ゆう薬局で実習してよかった、と思ってもらえるような運用を目指して、これからも学生をサポートしたいと考えています。
*SBOs:“Specific Behavioral Objectives”の略。”行動目標”と訳される。実習で身に着けるべき行動目標がチェックシート形式になっている。
原稿作成者 教育研修部門