お知らせ

2011.11.24

京都府長岡京市神足小学校3年生 職場体験学習

9:00〜12:00

神足ゆう薬局

 

神足小学校の職場体験学習を行いました。
小学3年生ということで、まだ薬局に来たことがない児童もいました。なので簡単にですが、薬局の仕事の概要を講義形式で、児童に質問をしながらすすめていきました。

質問1:薬局って何をするところでしょうか?
児童の回答:お薬を作るところ。お薬を開発するところ。お薬をもらうところ。

質問2:患者さんが使うお薬は誰が決めているでしょうか?
児童の回答:病院の先生。看護婦さん。

質問3:患者さんが使うお薬を作るのは誰でしょうか?
児童の回答:わかんない。薬局の人。(「薬剤師」という言葉は出てきませんでした)

質問4:病院の先生は薬局に、患者さんが使うお薬を伝えます。どうやって伝えると思いますか?
児童の回答:お手紙。電話。

 以上のようなやりとりをしながら、病院のDrが処方した薬が処方せんをとおして薬剤師に伝えられ、処方せんに基づいて薬剤師が調剤を行うことを伝えました

そして、病院の先生が各児童に薬を処方したと仮定して作成した処方せん(手作り処方せん)をもとに、調剤疑似体験をしてもらいました。
1.錠剤分包(一包化):実際に用いたのはハイレモン、ヨーグレット、マーブルチョコ、イチゴアップ、ピンキーピーチなどのお菓子。朝昼夕に分包
         
2.水剤作成:カルピスとミネラルウォーターの混合

3.散剤作成・分包:ブドウ糖と乳糖の混合
         
4.おまけで錠剤の粉砕:残ったお菓子(ピンキーピーチ)を粉砕して分包する

5.おまけで軟膏混合:ユベラ軟膏とプロペトの練合

体験を終えた児童達の反応:何か働いた気がしないなー(笑)
             薬局を選んでよかった。めっちゃ面白かった。
             (別の職場で体験学習をした)みんなに怒られそうやなー

体験学習時間の2時間は長いと思っていましたが、調剤業務の一部しかできませんでした。
薬局に来たことがない児童達に、薬剤師の仕事を噛み砕いて説明する難しさを感じました。
小学3年生でもわかる言葉を選ぶのに気を遣うと思いましたが、自分が小学生の頃を思い出し、同じ気持ちになったつもりで会話したためか、きちんと伝わった気がします。

 

 

原稿・写真:山中 亮(神足ゆう薬局)