2012.11.18
京都府医療推進協議会 市民向けシンポジウム
【テーマ】
『在宅医療 ~住み慣れた家で安心した医療を受けるために』
【日時】
平成24年11月18日(日)10:00~16:00
【場所】
京都市勧業館「みやこめっせ」1階 第2展示場
【内容】
・講演「みんなで考えよう、在宅医療について」13:15~14:25
医師会主体のイベントで、多職種と共に京都府薬剤師会を代表して出演させて頂きました。
在宅医療における薬剤師の役割
・処方箋に基づいた医薬品、衛生用品の配給
・服薬管理、保管状況の確認と残薬管理
・飲みにくい薬を飲みやすくする為の工夫や提案
・薬に関する副作用の確認
・医師やケアマネージャ等、在宅チームとの情報の共有
在宅医療における連携の事例として、地域で初めて退院時のカンファレンスに薬局薬剤師が参加し、多くの職種が協議提案する中でインスリン管理の方向性を共有し在宅療養へスムーズに移行することができました。(糖尿病起因の網膜症で視力低下が著しい患者さんの在宅移行の事例)
ただし、この様に上手くいく連携ばかりでなく、実際の現場では情報共有にかなりの苦労を使いながら訪問業務を行っているケースも多いのが現状です。
在宅訪問をしなくても、薬局でアドバイスや解決出来ることはたくさんあります。薬に関する困りごとがあれば、まずはかかりつけの薬局・薬剤師に是非気軽に相談してみて下さい。そのうえで、患者さんの背景を把握し信頼のある“かかりつけ薬局・薬剤師”が在宅訪問が必要になった時にもサポートするのが理想です。
日頃の薬局業務から患者さんの在宅療養に関わり、必要に応じて在宅訪問に対応したり、スムーズに医師や多職種と情報共有・連携することで、今まで以上に地域の皆様へ効果的な職能と職責をしっかり発揮し、貢献していきたいと考えています。
原稿:船戸一晴(丹後大宮ゆう薬局)
:八木朋子(かめおか駅前ゆう薬局)