ゆう薬局通信1年を通して、さまざまな取り組みを行っているゆう薬局。各店舗からのニュースを、スタッフ自身が紹介します。

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Vol.22

~京都府北部の地域医療・多職種連携について学ぶ~  1月8・9日「京都府北部 インターンシップ」を取材しました

[ 更新 ]
2016.03.07
[ 原稿 ]
広報担当 飛田始穂

京都府北部地域のゆう薬局では、医療資源が少ないながらも、人と人との距離感が近い地域ならではの、質の高い地域医療連携を学ぶ場を提供しています。今まで14名の学生に地域医療の現場を体験していただきました。

今回は薬学生2名が参加しました。在宅業務の同行や多職種交流会の参加、ケアマネージャーや地域包括支援センターの職員の講話などを実施。私は取材として同行させていただきました。

「うちのことなんでも分かってはるねん。」在宅訪問に同行した際の旦那さんの言葉が印象に残っています。また飲み込むことが困難であった患者さんのために、「簡単に作れるご飯はあるのか」と相談され、頼りにされていることが伝わってきました。

多職種交流会では、医療介護関係者だけでなく、新聞記者や議員の方も参加されていて驚きでした。普段関わりが少ない方と気軽に交流できる場が、多職種連携のきっかけになると感じました。

翌日にはケアマネージャーさん・地域包括支援センターの職員さんの元へ伺いました。「患者さんがお薬を飲めていない場合、私ではその事実以外はお医者さんにお伝えすることができませんでした。薬剤師さんに関わってもらってからは、飲めていない理由や解決策をいただけるので大変助かっています!」とお話しされたケアマネージャーさん。しかし初めは、薬剤師にお薬の管理を頼むことに敷居の高さを感じていたそうです。薬剤師の積極的な関わりのおかげで、イメージが少しずつ変わっているなと思いました。

インターンシップ終了後、参加学生に感想を聞いてみました。「特に印象に残ったのは多職種交流会です。職種は違っても皆さんで同じテーマについて積極的に意見を出し合っていることにビックリしました。みなさん地元、丹後を支えたいという気持ちが強いことを感じることができました。」大学では体験できないことばかりで、驚きと発見のインターンシップだったそうです。

地域の中で薬局・薬剤師と協同して患者さんを支える意義や、多職種の方がこれからの薬剤師に期待していることなどを体感できるインターンシップでした。

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