ゆう薬局通信1年を通して、さまざまな取り組みを行っているゆう薬局。各店舗からのニュースを、スタッフ自身が紹介します。

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Vol.33

在宅研修プログラム成果発表会を実施しました

加茂川ゆう薬局

[ 更新 ]
2018.06.29
[ 原稿 ]
秘書・広報室
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平成29年5月から平成30年3月の約8ヶ月間、渡辺西賀茂診療所と協働で『在宅研修プログラム』を実施しました。研修プログラムに取り組んだ薬剤師2名が研修成果発表会を実施しました。

加茂川ゆう薬局 大伴沙織

約8ヶ月間、渡辺西賀茂診療所医師の訪問診療に週1~2回同行させていただきました。訪問診療先は様々で、多くの患者さん・利用者さんに関わることができました。

訪問診療を通じて医師・看護師とご本人の会話から治療に対する思いや希望を聴き取り、その方の疾患だけでなく生活面に視点を移し、在宅生活を支えるケアの方針を多職種間で共有しながら少しずつ希望を実現していく、というひとつの在宅チーム医療の形を経験することができました。医療人としての関わり方を学ぶと同時に、薬剤師という専門職としての役割や可能性を見つめ直し考えさせられる研修期間でした。

今後は在宅医療チームの一員として、お看取りまで継続的に責任を持って関われるような薬剤師になりたいです。そして、在宅医療に積極的に関わる姿勢を忘れず、自分のできることを見つけて少しずつ形にしていこうと思います。

加茂川ゆう薬局 谷口愛

在宅研修プログラムが終了しました。訪問診療に同行させていただき、先生へ質問・相談等を行う機会は大変貴重でした。

上半期は主に癌末期患者さんの訪問診療、下半期は慢性疾患の患者さんの訪問診療に同行しました。癌末期の患者さん、慢性疾患の患者さんの訪問診療、看取りなどを通して薬剤師そして医療人としての在り方を問う研修になったと感じています。

これら4つの側面を在宅医療は担っているように思います。医療、薬物治療に関する部分は主に肉体的な死。患者さんやご家族の思い、不安など精神的な側面は多職種との関わり、傾聴で。社会的な死は訪問してお会いする、1人であって孤独ではない。文化的な面として医療的な行為は一部分であって、生活を基盤としたものの上に在宅医療があると感じました。

薬剤師として「原因は薬かもしれない」と考えながら、他の原因も考えられる、と職種間で相談しその方の生活を考え支えことのできる医療者として今後も在宅医療に携わりたいと思います。

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