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Vol.17

祇園祭とゆう薬局

[ 更新 ]
2014.08.18
祇園祭とゆう薬局
山本紗織

山本紗織(やまもとさおり)
室町ゆう薬局 管理薬剤師
2009年4月入社

京都の夏を雅やかに彩る、祇園祭。7月に入ると京の街ではどこからともなくコンチキチン♪と祇園囃子の音が聞こえ、「今年も夏がやってきたなあ」と実感するものです。そんな祇園祭の期間中に、ゆう薬局ではうちわを配布したり、山鉾町のお手伝いをしたりと、ささやかながら地域との連携を深める活動を行いました。今回はそんな「祇園祭とゆう薬局」の関わりについてご紹介します。

祇園祭で涼やかなうちわを配布

ゆう薬局うちわ配布

地元・京都に根づく調剤薬局として、京の伝統行事である祇園祭に何か貢献できることはないだろうか。そんな想いから、ゆう薬局では今年より祇園祭でのうちわの配布と山鉾町のお手伝いをさせていただくことになりました。

まず、うちわの配布についてですが、これは読売連合広告社さんが企画された「祇園祭うちわ企画」に賛同したものです。暑さ厳しい盛夏に行われる祇園祭に、爽やかな涼を運ぶうちわは欠かせないグッズ。特にこの「祇園祭うちわ企画」では環境面に配慮した地産地消のモノづくり、京都の学生さんによるデザインなど、地域との連携を深める活動を展開しており、京都を共に盛り上げていく存在であることを印象づけるのにぴったりだと考えました。

うちわの土台となる骨には宮津産の竹炭と北山杉の間伐材が、用紙には宇治川のヨシが配合されています。また共通デザインである表面は、京都市立芸術大学の学内公募にてグランプリに選ばれた学生さんの作品「涼やかな音で癒しを与えてくれる風鈴と祇園祭の山鉾や京都の風景のコラボレーション」が描かれています。そして裏面のデザインは、祇園祭が開催されるエリアの地図とその範囲にあるゆう薬局の店舗を載せたところがポイントです。祇園祭の京都らしい雰囲気をくずさないよう上品なデザインに仕上げました。

こうして出来上がったうちわは祇園祭の期間中、室町ゆう薬局・ろっかくゆう薬局・烏丸御池ゆう薬局の3店舗にて、来られた患者さんに配布しました。また7月14日から16日の間、企画会社のオーディションにより選ばれた浴衣姿の女性に、四条烏丸交差点付近で1500本を配布していただきました。1500本のうちわはあっというまになくなったそうで、もしかすると当日ゆう薬局のうちわを手にされた方もいらっしゃるかもしれませんね。ゆう薬局の各店舗でもこのうちわをディスプレイしたり、自由に使っていただけるよう待合室に置いたりしていますので、ぜひご覧になってみてください。

祇園祭で涼やかなうちわを配布

町内の方々と一緒に山鉾町のお手伝い

山鉾町のお手伝いについては、京都の中心地にある室町ゆう薬局が参加させていただきました。室町ゆう薬局が位置する白楽天町には「白楽天山」の保存会があるため、同じ町内会として厄除けちまきやお守りグッズの販売をお手伝いすることになったのです。まず6月16日に、町内の皆さんと一緒にちまきの袋詰め作業を実施。いつも祇園祭でちまきを買うのを楽しみにしている私も、こんなふうに町内の方々がお祭り前から準備されているのを初めて知って新鮮でした。そして宵々山の7月14日と宵山の15日には、室町ゆう薬局のスタッフ全員と薬学部から来た実習生が交替で厄除けちまきやお守りグッズの販売を行いました。

この「白楽天山」は、唐の詩人・白楽天と道林禅師の故事を再現した山で、学業成就に御利益があるといわれています。グッズの中にも学業成就を祈願した合格絵馬や合格手形、合格祈願お箸などがあり、受験生らしい方が買い求めておられました。また観光客の方が他の山鉾の場所を尋ねられた時は、地図をお渡しして説明することもありました。白楽天山保存会の皆さんや地域の方々とはもちろん、祇園祭に来られた方ともたくさん交流することができ、いつもとまた違った楽しさを感じました。「白楽天山」の貴重な装飾品の数々を間近で見ることができたのも良かったです。

京都生まれ・京都育ちの私は小さい頃から祇園祭に親しんでいましたが、今回「白楽天山」のお手伝いをさせていただいて、祇園祭に対する想いがよりいっそう強くなりました。1000年以上も前に始まった祭りが、今なお町衆に愛され、多くの人で賑わうというのはすごいこと。歴史ある祭りをこれからも地域の方々と協力しながら守り、さらに盛り上げていければと感じています。

編集部より

ゆう薬局の理念は「つなぐ」

人と人をつなぐ・過去と未来をつなぐ・思いをつなぐ歴史ある町、京都において、旧人たちの思いを想像し、また未来を思い描きながら現在の時を過ごす事ができる。

貴重な時間を過ごしているなと感じます。 今後も地域の方々との距離を縮めながら、貢献していける事に取り組んでいけたらと思います。

白楽天山

白楽天山 紹介

唐の詩人白楽天が、常に松の樹上に住んでいる道林禅師に仏法の大意を問うたところ、七仏通戒偈(しちぶつ つうかいげ)の最初の句である「諸悪莫作(しょあくまくさ)・衆善奉行(しゅうぜんぶぎょう)=(悪い行いをせず善い行いをしないさい)」と答えた場面を表しています。

白楽天は半ばあきれて「そんなことは3つ子も知っています」。「左様。しかし80の老翁でも行いがたいことなのだよ」。 白楽天は道林の徳に感服して帰ったという。 この問答が山のテーマで、山上には道林禅師と白楽天が立っているが、脇役の白楽天が山の名になっているのが特徴です。

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