お知らせ

2012.10.08

第45回 日本薬剤師会学術大会

日時:2012年10月7日(日)・10月8日(月・祝)

場所:アクトシティ浜松・オークラアクトシティホテル浜松・ホテルクラウンパレス浜松

 

昨年、宮城県仙台市で予定していた第44回大会の開催が断念され、今回は2年ぶりの開催となりました。

「未来を奏でる薬剤師響奏曲」~その職能は新たなステージへ~というメインテーマのもと、さまざまな分野における薬剤師の役割をテーマとした分科会をはじめ、セミナー・ポスター発表などを通じて知識の習得と交流を深めることができ、薬剤師の職能の新たなステージを実感させる大会でした。

 

今回、ゆう薬局からは口頭発表、ポスター発表で発表を行いました。

 

●口頭発表

「コミュニティ放送を活用した薬剤師による市民向け情報提供の取り組み」

                       丹後大宮ゆう薬局 船戸一晴

FM丹後で放送されているトークバラエティ番組の中で、「気軽に相談☆お薬屋さんに聞いてみよう!」というコーナーを担当し医療相談などを実施した。その結果様々な人から薬剤師の仕事や業務について一定の認知・評価が得ることができた。これより、コミュニティ放送の活用が薬局機能・薬剤師職能を地域で知ってもらうために、メディア特性からも大変有用であった。

 

●ポスター発表

「ファシリテーションを導入した社内研修の実践」

                      しもがもゆう薬局 藤井英子    府庁前ゆう薬局 田中美千代

                      丹後大宮ゆう薬局 船戸一晴    ひまわりゆう薬局 近藤良祐

 

「薬剤師研修」は薬剤師の資質向上と指導力育成、モチベーションの向上を目指している。しかし、スモールグループディスカッション(SGD)を導入した研修においては①SGDに参加できていない者がいたこと、②アンケート調査で「SGDは嫌だ」という意見が多いという問題点があった。また服薬指導・薬歴記載には明確な回答が存在しないため、参加者・研修運営者共に参加者の理解度、満足度を明確に感じられないことが大きな問題としてあった。

そこで、H23年度にファシリテーションを導入。(1)研修目的の設定(2)SGDにおけるグランドルールの提示(3)参加者に問題意識を持たせる(4)研修開始時のアイスブレイク(5)ファシリテーター用プログラム作成前半に参加者によるSGD後半に講義と順序を変更。その結果、「昨年の研修より参加しやすかった」などや、SGDで1回は発言するというルールで全員が参加でき「SGDは嫌」という意見はなくなり、ファシリテーションの土導入は有用であった。