在宅業務情報トピックス

2016.01.28

1Dayインターンシップ ~緩和医療コース~ を実施いたしました!

【日時】2016年1月16日 11:00~15:00
【場所】ゆう薬局本社
【参加者】薬学生 計37名 (大阪薬科大学11名・武庫川女子大学7名・神戸薬科大学7名・近畿大学4名・大阪大谷大学3名・同志社女子大学2名・京都薬科大学1名・神戸学院大学1名・兵庫医療大学1名)
【テーマ】在宅薬剤師が考える緩和医療と家族ケア

今回のインターンシップでは、在宅薬剤師が考える緩和医療と家族ケアについて学んでいただきました。

午前中は緩和医療についての基礎的な講義を行い、午後からはグループワークで症例に対する処方を学生とスタッフで決定していくというものでした。
今回参加された学生は5回生から2回生の全37名と、今までのインターンシップの中でも最大の人数でした。

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講義内容も実際の症例発表や看取りの話など実務実習だけでは体験できない話が多く、学生の真剣な姿勢がこちらにもひしひしと伝わってきました。
近年、緩和や在宅医療において薬局薬剤師が薬の選択や提案をするなどの関わりが、重視されています。グループワークでは症例に合わせて患者さんの痛みの種類、症状、不安の原因などを評価し、薬剤の特徴をまとめたカルタを用意し処方の検討をおこないました。学生もカルタを用いることで難しい内容にも抵抗なくワークに参加できたと思います。

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処方決定に至るまでにも、量・剤形の変更ができるのではないかと、様々な意見が飛び交っていました。人の数だけ多様な意見がありますが、その中でグループとしての意見を決定する難しさも学ぶことができたのではと思います。

インターンシップ参加前の学生にはまだまだ「調剤薬局=調剤だけ行う」といったイメージが残っているようでしたが、今回のインターンシップを通じて「調剤薬局でもここまで深く緩和医療に携われるのですね。」という声が多く、薬局薬剤師の職能の広さ、深さを感じていただけたと思います。

原稿作成者:採用担当/みずほゆう薬局 川端大毅