2012.06.23
平成24年度 第1回 保険研修
2012年6月23日(土) 18:30~20:30
キャンパスプラザ京都4階
【目的】
・患者様の負担を軽減するための知識を整理
・高額療養費・医療費控除のキーワードを覚える
・嚥下困難者用製剤加算の理解を深める
【内容】
1.「高額療養費制度&医療費控除について」
講師:薮内 美樹先生(FPオフィスlife*colors代表)
4月に高額療養費負担制度が改正され、薬局窓口でも対応を求められることが増えると予想されます。患者様の経済的負担を軽減するため知っておくべきことについて、講演していただきました。また、混同しやすい高額療養費制度と医療費控除の違いについて理解を深めました。
2.「高額療養費について~薬局窓口で気をつけるポイント~」
発表者:永島 一樹
薮内先生の講演に補足して、処方例を挙げ、実際どのような場合にどのようなご案内が患者様にできるのか発表していただきました。薬局での負担額が高額になる場合だけではなく、院内分が高額になる可能性がある処方など、私たちが気づき声をかけてあげられることは多くあります。
3.「嚥下困難者用製剤加算と自家製剤加算」
発表者:藤原 史織(指導対策PJ)
主に粉砕時に算定する二つの加算の違いについて発表していただきました。嚥下困難者用製剤加算は、患者様の背景(年齢、病歴等)やなぜ粉砕が必要なのかを考え算定する必要があります。各店での実際の処方例をもとに、どちらの加算を算定できるのか検討しました。どの店舗でも日々悩まれているようでした。
高額な医療費は患者様にとって大きな問題です。どうすればそれを私たちが少しでも軽減できるのか、知識をつけ意識して業務に取り組む必要があります。
撮影:石川 真矢 (うずまさゆう薬局)
原稿:喜多 真弓 (嵐山ゆう薬局)