2018.07.17
弊社管理栄養士が「食力向上教室 愛食会」に参加しました
【日時】平成30年3月~6月
【場所】京都市東山区地域介護予防推進センター・京都市動物園(5/23のみ)
京都市東山区地域介護予防推進センターの管理栄養士が中心となり、地域にお住まいの一人で食事をとる機会が多い方を対象に、孤食予防を目的とした食力向上教室が開催され、そのお手伝いとして弊社管理栄養士も参加させて頂きました。
初回の栄養講座では、食力(しょくりき)、フレイル、こ食(孤・固・個・小・粉)のお話がありました。65歳以上の東山区地域介護予防推進センター利用者369名へ「1人で食事をする頻度」についてアンケートを実施したところ、「ほぼ毎回」と回答された方が44%という結果であり、孤食が他の「こ食」を呼ぶという考えから、人と一緒に食事をすることを推進しています。
第3回目には、事前に参加者の皆さんで考えた献立を調理し、食事会を行いました。「人と一緒に食べることを楽しむ(孤食の予防)」「人と同じものを食べることを楽しむ(個食の予防)」のほか、献立が鮭のちゃんちゃん焼きとチーズフォンデュであったことから、「普段はあまり食べないものを楽しむ(固食の予防)」にも繋がっています。
また、第5回目には京都市動物園へ遠足に出かけました。当日はあいにくの雨でしたが、「人が少ないとゆっくり見れて良い」「暑くなくて過ごしやすい」などみなさん楽しまれていました。各自持参したお弁当で昼食をとり、「昨日の残り物でもみんなで食べると美味しい」「人の家の料理が分かって参考になる」などの声もあり、いつもと異なる環境で食事をすることも良い刺激になっているようでした。
全6回の活動を通して、地域の方同士の繋がりが広がることで、高齢者の引きこもりや孤食の予防となるのではないかと考えられました。
今後も地域のつながりを大切にし、薬局内外問わず、食事面での健康サポートができるよう取り組んでいきたいと思います。
原稿作成者:まつばらゆう薬局 管理栄養士 本澤千生