2017.10.03
排泄についての講演会を実施致しました。
【日時】平成29年12日(火)14:00~15:00
【場所】Cafe Lier
Cafe Lierでは毎週火曜日に健康に関するイベントを実施しています。
今回は、作業療法士の山下先生をお招きし、排泄(おしっこ)に関するお話をしていただきました。
排泄は生活習慣ととても関わりが深いものです。排泄をしない人はいない一方、日常生活の中で最も家族の介護負担になり、羞恥心などから「下の世話だけは・・・」という思いを抱かれる方も少なくありません。
排泄について一連の動作を改めて考えてみると、
トイレに行きたくなる→トイレに行く→下着を下ろす→便器に座る→排尿・排便をする→拭いて水を流す→下着を上げ手を洗う→部屋に戻る
排泄だけでも、たくさんの動作を行っています。
このような日常生活の「認知機能」、「動作能力」の中で、自分が今何が出来て何が出来ないのかを把握することで、どういうケアを行えば良いか考えることができます。
例えば、尿失禁が気になって遠出ができない・外出するのも躊躇ってしまうと悩んでおられる方も、尿取りパッドを活用することで解消できます。
一人で悩まずに、まずは相談することがケアを考える上で大切だと山下先生は仰られていました。
排泄のケアが変われば、自分で出来ることが増え、生活が変わります。介護する側もされる側も、負担を軽減できるかもしれません。
今、身内に介護が必要な人がいないから、自分にはまだ介護の必要がないから知らなくても良い、ではなく日常生活と関わりが深いからこそ今から知っておくことが大切だと思いました。