お知らせ

2017.08.04

H29年度第1回全体研修を実施致しました。

【日時】平成29年6月25日(土)10:00~15:30
【場所】グランドプリンスホテル京都

ゆう薬局では年に2回、全社員の意識共有の場として全体研修を実施しています。
今回は『地域の皆様に必要とされる薬局とはどのような姿か』をテーマに、今後の薬局の在り方や、薬局スタッフとして一人一人が地域の皆さまへ何ができるのかを考える場となるよう、様々な分科会・測定ブース体験と全体講演、そして懇親会を実施しました。

【分科会 参加報告】
テーマ①:在宅の始め方〜はじめの一歩〜
超高齢化社会に向け増加している在宅医療への対応をスムーズに行えるようになることを目的に、在宅依頼があった場合の対応の基礎を学び、代表的なケースを想定しロールプレイを実施しました。
不安を抱えておられる患者さんやご家族に少しでも安心してご自宅で療養していただけるよう、しっかりと利用される方のお話をうかがうこと、不安を解消できるようわかりやすく伝えることが大切であるということ。
そして何より在宅医療は利用される方一人ひとり求められることが違い、それぞれに対応できることがあり、薬局は単に薬を届けるのが役割ではなく、医療資材の提供や生活状況の改善など幅広く貢献していくことができるという事を改めて学びました。
報告者:桑原 渉(らくほくゆう薬局)

   

テーマ②:頭痛の方がやってこられたらどう対応しますか?〜OTC選択と対応〜
適切なセルフメディケーションを患者さまに行っていただけるよう、薬局スタッフの資質向上を目的に、窓口でご相談の多い「頭痛」をテーマに症候学を学びました。
一乗寺ゆう薬局の上堀さんを講師に、「頭痛」から思い浮かべられる疾患を整理し、頭痛疾患の鑑別アルゴリズムを考えました。疾患を特定できるような”とどめの質問”を併せてイメージすることで、頭痛疾患を絞るアルゴリズムを具体的に作成することができました。また、薬剤師役と患者役に分かれ、患者さまの訴えられる「頭痛」を症状とする原疾患を予想する、ロールプレイを実施しました。
「頭痛」を訴える患者さまに対し、「頭痛だから鎮痛剤」という対症療法だけが選択肢ではなく、きちんと必要な聞き取りを行うことである程度の疾患を想定し、そのうえでどういった対応をすることが適切なのかを学ぶことができました。
報告者:畠山 理帆(烏丸御池ゆう薬局)

   

テーマ③:地域包括ケアシステムと地域資源
理想とされる薬局の姿、地域医療の形を理解し、実践につなげることを目的に、地域資源との連携のあり方について学びました。
地域包括ケアシステムのしくみについての講義後、グループごとにそれぞれ異なる地域資源の役割と薬局として連携できることについて考え、最後に発表、共有を行いました。
『福祉施設、通所介護サービス』をテーマに話し合ったグループでは、薬剤師のいない福祉施設に対しては、従来通り施設在宅を行う必要がある一方で、薬局への在宅訪問の依頼は敷居が高いのではないかという意見があり、そのイメージを払拭することが今後の課題だという意見が上がりました。また、通所介護サービスへの介入としては、レクリエーションの場をお借りして、利用者やスタッフへ向けた薬についてのレクチャーすることなどがあげられました。
今回各自で考え、共有した内容をもとに、地域との連携の形を実現していきたいと思います。
報告者:樋口 彩花(ひまわりゆう薬局)

   

テーマ④:売り場づくりとPOP教室
地域の方々に選んでもらえる商品やその陳列とはどのようなものか、人が商品に興味を持ち購入に繋がるまでの流れはどうなっているのか、グループワークを交えて教えていただきました。
人の目線の動きに合わせた陳列のコツや、テーマや使うタイミングが同じ商品を関連付けて陳列することで、一緒に手に取ってもらいやすくなることなどを教えていただきました。
また、POP教室では、誰に伝えたいのか、どんな問題を解決できる商品なのかを目立たせることで注目してもらいやすくなることを学びました。またその場で実際にPOPの作成も行ったので、自店でも活用したいと考えています。
ゆう薬局は店舗によって来局される患者様の層や雰囲気もまったく異なります。各ニーズに合わせたOTC商品の陳列やPOPの設置を行うことで、さらに地域の方々から必要としていただける薬局を目指していきたいと思います。
報告者:藤村 愛奈(太子道ゆう薬局)

   

【メーカーブース出展、健康相談会デモンストレーション】
3社の製薬企業様の協力により各ブースを運営いただき、血糖・血圧・骨密度などの各種測定器展示と具体的な手技確認が出来るエリアを設置。地域内で健康サポートをおこなうツールを得ようと、こちらでも活発な質疑が行われました。

また、各地の現場で行われている地域活動の中から、今回は若手社員の地域講演や栄養士チームが実施した健康相談会の内容を共有する、社員向けデモンストレーションが行われました。
・『お薬の使い方について』発表者:濵野 健太郎(キタオオジゆう薬局)
・『漢方薬の基礎』発表者:池田 花梨(すみぞめゆう薬局)
・『栄養士による栄養相談会(OS-1、メイバランス)』発表者:四方 奏(日吉ゆう薬局)、川人 咲弥花(吉川ゆう薬局)



【全体共有 参加報告】
・グループ代表 宇野進あいさつ



「地域に密着した薬局に何が求められているか」「どのような取り組みを実施していく必要があるか」社会情勢や医療制度を踏まえた方向性を理解し、ゆう薬局としての取り組みの方針について共有しました。

・後発医薬品の推進
医療費における薬剤料の削減を目的とした後発医薬品の推進の方針について改めて確認し合いました。推進に向けてまず職員が後発医薬品変更の意義をしっかり理解することが重要であると強く感じました。
また、後発医薬品のメリット・デメリットを十分理解することも、来局された患者さんに変更を勧めるためには必要な知識です。
しかし一番忘れてはならないことは、『誠実』であることです。コミュニケーションと通じて信頼関係を築くことは、後発医薬品変更に限らず全ての薬局業務に通じる重要な点であると改めて感じました。



・セルフメディケーション推進の為の保険外商品への取り組み
地域の皆様の健康をサポートするという薬局の役割を果たすために、必要とされるOTCをはじめとした保険外商品の提供をできる店舗づくりを行なっていく方針を共有しました。
「売ること」が目的ではなく、地域の方々の声を聞いて商品を選択すること、商品を潜在的に必要とされている方に認識してもらえるように商品陳列・ポップなどの取り組みも大切ですが、地域活動や薬局での患者さんとの会話を通じたコミュニケーションが大切であると確認し合いました。



・かかりつけ薬剤師
地域の方々の薬に関わるサポートをするのが薬剤師の大きな役割のひとつですが、一人ひとりの方と「かかりつけ薬剤師」として関わっていくこと、薬剤師にとってのあたりまえを推進していくということを確認し合いました。
かかりつけ「薬剤師」という言葉の認知度はまだまだ低いものです。薬剤師を担当制にでき、一貫して処方歴を把握していくことで相談対応がより深いものになる、などといったメリットを知って頂く為には、積極的な声掛けを行う必要があります。
かかりつけ薬剤師になるということは、患者様からの信頼を得ることです。今後も患者様とのコミュニケーションを大切にしていきたいと話されていました。



・健康、栄養相談会
病気で食事をはじめとした生活面に注意が必要な方、また健康を維持すること、病気の予防に薬局から情報発信を行い、健康をサポートしていくことを目的として管理栄養士を中心とした健康相談会の主旨と現状報告を行いました。
相談会にはチラシや口コミで知って来場される方が多く、実際に食事と栄養の専門家である管理栄養士から食生活のアドバイスが来場していただいた方々に好評となっています。
これからも地域の方々に満足頂ける相談会を実施し、地域住民の方々に管理栄養士のいる薬局と認知していただき、「『かかりつけ栄養士』として地域に求められる存在を目指し、日々取り組んでいく方針を共有しました。



【懇親会】
全体講義終了後にはお待ちかねの懇親会です。

普段なかなか顔を見合わせることがない人とのおしゃべりはとても楽しい時間でしょう。
和やかな雰囲気に包まれた懇親会となりました。

   

中盤には、新たにブロック長に就任された方々の挨拶や、クイズ大会などで盛り上がりました。



そして全体研修では恒例となったサンクスカードの交換。
日常業務の中で、感じてはいるがなかなか言えない「ありがとう」をスタッフ間で伝えるイベントです。



地域の皆さまから愛され必要とされる薬局・薬剤師を目指し、個人の取り組みだけでなく店舗スタッフ・各地域の店舗一丸となって、薬局のあるべき姿を実現できるよう努力を続けようと、ゆう薬局社員一同決意を新たにしました。