Our Storyわたしたちのストーリー

Vol.02
生活の中で、
頼られる薬剤師に

ひまわりゆう薬局 薬剤師

青野 奈保美2015年4月入社

ひまわりゆう薬局 薬剤師 青野 奈保美 2015年4月入社

新卒時は病院へ入職。急性期医療を担う基幹病院で働く中で、
患者さんと話す度に「ある思い」が大きくなっていくことに気付く。
生活の中で患者さんを支え、信頼される薬剤師になりたいと思い薬局薬剤師へ転職。
調剤薬局にステージを変え、患者さんの生活に入り込み頼られる薬剤師を目指し日々奮闘中。

CAREER STEPキャリアステップ

  • 2012年4月

    病院入職

  • 2013年6月

    病棟業務

  • 2015年4月

    ゆう薬局入社

  • 2015年11月

    在宅患者担当

生活の基本は自宅

私は新卒から3年間、地域の公立基幹病院で働いていました。なんとなく、総合病院で働いた方がカルテが読めたり、医師や看護師などと同じ施設内という近い距離で働くことができ、知識の幅が広がるのではないかと考えたからです。その3年間は新しく知ることも多く、色々な経験を積むことができました。環境に不満はなかったのですが、病棟業務で患者さんと話すたびにある思いが自分の中で大きくなっていくのを感じました。
手術予定の患者さんから入院初日に「退院日は?」と聞かれたり、終末期のがん患者さんの家族から「最期くらい家に連れて帰りたいんです…」と相談されたり…。勤務していた病院が急性期医療を担う地域の基幹病院だったためとも思うのですが、患者さんにとって「病院は調子が悪くなるとちょっと寄るところ」であり、当たり前ですが、「生活の基本は自宅で、そこでのケアが大切なんだ」ということを考えるようになりました。そういった思いが強くなってきたこともあり、「患者さんのそばで生活に密接し、何かあった時には相談されたり頼られたりする薬剤師になりたい」と思い調剤薬局に転職しました。


病院と薬局の違いを学ぶ

転職してきてまず、環境の違い、業務内容の違いに戸惑いました。病院での経験で何とかなるんじゃないかと考えていた部分もあったのですが、わからないことも多かったです。病院では、その病院の採用している薬しか処方されませんが、調剤薬局にいれば在庫していない薬の処方箋を応需することもあります。調剤室の中も知らない薬がたくさんあり、勉強しないとまずいなと焦ったのを覚えています。他にも色んなことがわかっていない状態でしたが、職員の人数が多い店舗に配属して頂いたのでわからないことがある度に誰かに聞くことができました。


頼られる薬剤師へ

一通りの業務が身についた頃から在宅業務にも関わるようになりました。「生活に関わり、頼られる薬剤師になりたい」という思いで転職したので、在宅業務は私にとってとても意味があることでした。そのうち一人の患者さんはもともとお母さんの方を担当していたのですが、娘さんのお薬の管理についても相談に乗っているうちに、ケアマネージャーさん、他のご家族さんから「娘さんの面倒も見て欲しい」と言われ、在宅ケアを始めることになりました。自分のやってきたことに患者さん家族が満足してもらえていたこと、ケアマネージャーさんからも是非あなたに、と言って頼ってもらえたことから、薬局薬剤師になってよかったなと思いました。

MESSAGEメッセージ

実務実習、研究室、国家試験の対策など、忙しい中ではあっても、適当にならず、自分がどうなりたいのかをしっかり考えて就職活動をして欲しいと思います。私は「なんとなく」というふわっとした理由で病院に就職しました。そこで学んだことが無駄とは思わないですが、最初から調剤薬局にいて5年間過ごした薬剤師と、病院に3年いた私では、やっぱり調剤薬局で5年過ごした薬剤師のほうが業務中の判断に迷いがなかったり、効率よく動けたりするんです。ちょっと損したな、と思っています。転職するくらいだったら最初からやりたいことを見つけて、それが実現できるのはどこか、しっかり探すべきだったと思います。
私が転職先にゆう薬局を選んだのは、「京都府内にこれだけ多くの店舗数を構えているということは、それだけ地域医療に貢献し、認められているからだろう」と思ったからです。実際に働き始めてみると「お薬はゆう薬局に決めています」と言われたりして、患者さんからの信頼を感じます。またこれだけ多くの店舗があるならどこかしら自分に合った店舗があるんじゃないかと思って選んだというのもあります。私の場合、前職が総合病院の薬剤師だったので総合病院の隣のゆう薬局に配属されました。上の人たちも個人のことをよく見てくれていて、それぞれが自分を活かせる場所をきちんと提供してくれる会社だと思います。