Our Storyわたしたちのストーリー

Vol.01
在宅医療、緩和医療に
携わりたい。

にしがもゆう薬局 薬剤師

中嶋 美咲2016年4月入社

にしがもゆう薬局 薬剤師 中嶋 美咲 2016年4月入社

新薬開発に興味があり薬学部に入学。しかし、実務実習時に転機が訪れる。
患者さんと接する中で、薬の適正使用がなされていない現実を目の当たりに。
効果が認められた薬であっても、きちんと服用できていなければ意味がないと考え、
患者さんの近くにいられる薬局薬剤師となることを決意。
現在は、外来業務に加え、在宅業務にも精力的に活躍中。

CAREER STEPキャリアステップ

  • 2010年4月

    大学入学

  • 2014年6月

    薬局実務実習

  • 2016年4月

    ゆう薬局入社

  • 2016年5月

    導入研修~
    現場配属

導入研修で培った同期との絆

「今年の新入社員はこれまでで一番多い。新店も開局していく。飛躍していく年だ。」入社式、導入研修中に何度も聞いた言葉です。期待されていることを強く感じつつ、その期待に応えられるか不安な気持ちもありました。入社式後から約2週間程行われる導入研修では、保険制度や医薬品の知識に関する研修はもちろんのこと、接遇や、実際に京都の街に出ていき地域の店舗や観光地等を巡る研修等々、様々な内容の研修がありました。社会人としての知識、薬剤師としての基礎知識、そして自分達がこれから働く京都について知ることができました。グループワークが多く、薬剤師・一般職の区別なく意見交換をしていく中で、それぞれの職種が抱いている思いを共有し、同じ目標を持つ仲間として頑張っていこうという気持ちが強くなりました。


理想の薬剤師像に近づくために

店舗に配属された当初はわからないことだらけでした。現場で患者さんをはじめ、地域の医療関係者、ケアマネージャーさん等と話をするには知識不足で、思い描いていた薬剤師像に近づくことができるのか不安でしたが、店舗の方々のサポートもあり徐々にできることが増えてきたように思います。今では、日々の調剤、監査、服薬指導業務はもちろん、学生時代、薬局薬剤師になりたいと強く感じたきっかけでもある在宅業務にも携わっています。私の所属する店舗では外来調剤はもちろん、在宅業務に触れる機会も多く、比較的容態の安定した患者さんだけでなく、日々体調が変化する末期がんの患者さんも多く受け持っています。


学生時代から憧れていた在宅医療

末期がんの患者さんの往診同行では薬剤師が薬の提案をすることも少なくありません。具体的には、嚥下能力の低下してきた患者さんの薬の剤形変更や悪心嘔吐、倦怠感に対する薬の選択などを任されています。同種同効薬それぞれの特徴を把握し、適切な薬剤を選択していかなければなりません。私も、一人の末期がんの患者さんを担当させてもらっており、状態の変化を確認し、処方薬が適切か、処方変更後の体調の変化はどうか、症状は改善したか等の確認をしています。薬の変更後は、患者さんの症状への訴えが変化することもあり、やりがいを感じる一方で責任も感じています。今はまだ先輩の薬剤師から学ぶことばかりですが、今後は自分から提案できるよう、勉強していかなければならないと感じています。

MESSAGEメッセージ

自分のやりたいことを見つけることが大切だと思います。私は元々、新薬開発に興味がありました。漠然と、治療法が確立されていない疾病に苦しむ患者さんを救いたいと考えていたからです。しかし、実務実習を通じ「飲めている」と思っていた薬が飲めていなかったり、薬の保管状況が悪かったりと、薬をうまく使用できていない状況を目の当たりにしました。せっかく効果が認められて世に出てきた薬でも患者さんがうまく使用できていなければ意味がない、そこを何とかしたい。そう思い始め、患者さんを一番近くで支えられる存在は薬局の薬剤師だと感じ調剤薬局を志望しました。
基礎研究に携わったり、製薬会社や他業界の企業説明を聞いたりしましたが、やはり薬局薬剤師として、患者さんとその家族を支えたいという気持ちは変わりませんでした。やりたいことを見つけるのは簡単なことではないと思いますが、その機会を逃さないよう、様々なことに興味を持ち取り組んでみることが大切なのではないでしょうか。
ゆう薬局は思いが叶う会社だと感じています。私は会社説明会や面接の際に在宅医療、緩和ケアに興味があるという話をしたところ、それらに関わることのできる環境を整えて頂き、先輩方に助言を頂きながら今、一人ひとりの患者さんと向き合っています。自分から行動するということは責任も伴いますが、それがやりがいにもなっています。