在宅業務情報トピックス

2018.05.22

『在宅研修プログラム』成果発表会を実施致しました。

【日時】平成30年4月20日(水)17:00~20:00
【場所】渡辺西賀茂診療所

ゆう薬局グループでは今後迎える超高齢化社会に向け「多職種連携や多職種の役割を知り、自分たちが何ができるのかを考えることができる訪問薬剤師の育成」を目的に、平成29年5月から平成30年3月の約8ヶ月間辺西賀茂診療所と協働で『在宅研修プログラム』を実施しました。初めて研修プログラムを取り組んだ薬剤師2人が研修成果発表会を実施しました。



【加茂川ゆう薬局 薬剤師 大伴沙織】
平成29年5月~平成30年3月の約8ヶ月間、渡辺西賀茂診療所医師の訪問診療に週1~2回同行させていただきました。訪問診療先は、個人宅・特別養護老人ホーム・サービス付高齢者住宅・グループホームなど様々で、多くの患者さん・利用者さんに関わることができました。
訪問診療を通じて医師・看護師とご本人の会話から治療に対する思いや希望を聴き取り、その方の疾患だけではなく生活面に視点を移し、在宅生活を支えるケアの方針を多職種間で共有しながら少しずつ希望を実現していく、というひとつの在宅チーム医療の形を経験することができました。医療人としての関わり方を学ぶと同時に、薬剤師という専門職としての役割や可能性を見つめ直し考えさせられる研修期間であったように思います。
今後は在宅医療チームの一員として、部分的な関わりではなくお看取りまで継続的に責任を持って関われるような薬剤師になりたいと考えています。そして、今後も在宅医療に積極的に関わる姿勢を忘れず、その中で自分なりにできることを見つけて少しずつ形にしていこうと思います。



【加茂川ゆう薬局 薬剤師 谷口愛】
約8ヶ月間の在宅研修プログラムが終了しました。診療所の常勤の先生方だけでなく非常勤の先生方とも訪問診療に同行させていただき、各先生の考え方を伺うことや質問・相談等を行う機会は大変貴重でした。
上半期は主に癌末期患者さんの訪問診療、下半期は慢性疾患の患者さんの訪問診療に同行しました。現場では医療的なケアはもちろんですが、家族の方を含めた精神的なケアも重要視されています。癌末期の患者さん、慢性疾患の患者さんの訪問診療、看取りなどを通して薬剤師として、またそれ以上に医療人としての自身の在り方を問う研修になったと感じています。
肉体的な死、精神的な死、社会的な死、文化的な死。これら4つの側面を在宅医療は担っているように思います。医療、薬物治療に関する部分は主に肉体的な死。患者さんやそのご家族の思い、不安など精神的な側面は様々な職種との関わり、傾聴で。社会的な死は訪問してお会いする、1人であって孤独ではない。文化的な面として医療的な行為は一部分であって、生活を基盤としたものの上に在宅医療があるのだと感じました。
薬剤師として問題の原因が薬にあるかもしれない、と考えながらも、他の原因も考えられる、と職種間で相談しその方の生活を考え支えことのできる医療者として今後も在宅医療に携わりたいと思います。