お知らせ

2017.06.13

京都薬科大学で弊社薬剤師が「地域医療と薬剤師の関わり」について講義をしました。

【日時】平成29年5月11日(木)
【場所】京都薬科大学

京都薬科大学6年生を対象に、弊社薬剤師の小林篤史が「地域医療と薬剤師の関わり」について講義をいたしました。
在宅医療の実際・カフェやコミュニティルームを活用した活動・地域の繋がりを大切にしたうえで薬局機能を強化する取り組みなどを紹介しながら、薬局・薬剤師として地域医療に関わるうえで大切な姿勢を感じていただける内容となりました。
日々変化している医療業界において、薬剤師として、保険薬局として何が求められているのかを考えていただけたのではないかと思います。

以下、広報担当者として講義を聴講し感じた内容をご報告させていただきます。

近年地域包括ケアシステムを具体的に形作ろうとしていくなかで、病院での治療をメインとして考えられていた『キュア志向』から、患者さんの生活を優先的に考える『ケア志向』へと医療提供に伴う姿勢も移行しています。特に住み慣れた地域での在宅療養を支援する中で重要になってくるのが“ケア志向での対応・判断が出来るか”と感じました。
また、在宅療養支援行う中で重要になるのが、地域の多職種としっかりとした関わりを持ち、互いに連携していくことです。多職種連携においては、柔軟性を持ち対応すること・互いの職種を尊重すること・オープンな関係性を構築することが大切と述べられました。

さらに、たくさんの保険薬局・薬剤師がいる中、地域で身近なかかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局としての機能を果たすことが重要となります。薬剤師は薬を渡すひとから健康を提供するひとへ、保険薬局は地域の物流と情報の拠点となる場所として地域の方々を支援する。そのためにも、薬局や薬剤師は何ができるのかといったイメージを地域の方々、多職種の方々に知っていただく必要性を強く感じました。

日々変化している医療業界において大切な事は、地域の中で関係性をしっかりと築き、医療人として/一人の人間として出来る事を考え行動していく姿勢。その中で当たり前のことを当たり前に積み重ねていくことが最も重要であると改めて感じる機会となりました。

多くの事例をあげてお話しされるなど、学生のみなさんも薬局薬剤師が在宅・地域医療に取り組むイメージを得やすかったのではないかと思います。スライドの一部を抜粋・添付させていただきますので是非ご覧いただき、ゆう薬局薬剤師の取り組みに触れ薬局・薬剤師の出来る事や取り組みについて考えていただく機会としていただけますと幸いです。

地域医療と薬剤師の関わりスライド(抜粋)